[メイン2] ドラえもん : 使用 (時を超えた導き) 

[メイン2] ドラえもん : 2d6+10000+5+1 (2D6+10000+5+1) > 9[3,6]+10000+5+1 > 10015

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 : ─────そうして、博士と山田は女湯へ足を運ぶ。
事前に手に入れた情報通り、客は少なく、お年寄りが目立つ。
オーヴァードよりも、非オーヴァードの方が圧倒的に多い銭湯。

[メイン2] コノハ博士 : 「山田、言ってたじゃないですか、しーっ、ですよ、しーっ」

[メイン2] コノハ博士 : てくてくと一緒に歩きながら注意を促す。

[メイン2] ババア? : 「あ〜ええ湯じゃの〜」
年寄りになるとジジイなんだかババアなんだが見分けがつかない。
女湯にいるから恐らくババアだろう。

[メイン2] 山田エルフ : 「いちいち面倒くさいわね…」
何も纏わぬ姿でずかずかと進む。

[メイン2] コノハ博士 : 「……い、いいですか?だめですからね?本当にだめですよ?」
何も気にしていない様子の山田に動揺しながらも、一緒に進み
そして湯に入るババアへ、ぺこりと頭を下げる。

[メイン2] ババア? : 老眼なので全然見えていない。
あーあー言いながらお湯にうっとりしている。

[メイン2] 山田エルフ : 「わかったわよ」

[メイン2] 山田エルフ : 本当にわかってるかはわからない。

[メイン2] コノハ博士 : 博士も、服を纏わず、ぺたぺたと足音を立てながら浴槽へ向かう。
浴槽へ浸かる前に、体の汗や汚れを流すために、桶で湯を当てながら。

[メイン2] コノハ博士 : だ、大丈夫ですかね、この人は本当に……。
確か、えーと……らのべ作家?とか聞きましたが……。
物書きというのは、こうも、変わった思考の持ち主が多いのでしょうか。

[メイン2] 山田エルフ : まったく人目を気にせず、自宅のお風呂に入るように振る舞う。

[メイン2] コノハ博士 : おぉう……これは、非常に大胆です。

[メイン2] コノハ博士 : 「で、では私も失礼して……あつっ……!」
目をぎゅっと閉じ、お湯の熱さにやられてしまいながらも
ゆっくりと足を湯の中へと沈めていく。

[メイン2] 山田エルフ : 「そんなに熱いかしら?」
熱がる博士に目をやりつつ、湯船でまったりしている。

[メイン2] コノハ博士 : 「……このくらい、平気なのです、長なので」
見栄を張るように。ふんす、と。

[メイン2] コノハ博士 : そのまま肩まで湯船に浸かり─────。
"スパリゾート"が、"スパリゾート"として機能するかどうかを確かめようとする。

[メイン2] GM : 侵蝕率-1d10

[メイン2] コノハ博士 : 1d10 (1D10) > 4

[メイン2] 山田エルフ : 1d10 (1D10) > 6

[メイン2] GM : 入浴することで、君達が何にしがみついて生きているか、何の為に戦っているのか……。
それを思い出す。

[メイン2] コノハ博士 : 気持ちよさそうに、ゆったりと目を閉じる。

[メイン2] GM : 思い出すことで、理性を失わず、日常へ帰ってこれる。

[メイン2] コノハ博士 : 「……ふぅ、やはり温泉はいいですね、とても素晴らしいものです
 山田もそう思わないです?」

[メイン2] 山田エルフ : ''仕事''の事を思い出し、リラックスどころか焦燥感が生まれる。

[メイン2] 山田エルフ : 締め切りいつまでだったかしら…。

[メイン2] コノハ博士 : オーヴァードは、不安定な存在なのだ。
日常を欠いた瞬間、その者は何もかもを失ってしまう。

[メイン2] コノハ博士 : 「………や、山田?」

[メイン2] GM : 君達は色々と調査をしたが、今回の任務は達成したと言えるでしょう。
スパリゾートは問題なく機能しているし、レネゲイド秘匿と問題なく行われている。

[メイン2] 山田エルフ : 「…うちのお風呂の方が好きだわ」

[メイン2] コノハ博士 : たらりと汗が垂れる。それは湯に浸かった熱さによるものか、それとも……。

[メイン2] コノハ博士 : 「……そ、それはそれは……山田の家は確か、広い家でしたね?
 ふぅむ……」

[メイン2] コノハ博士 : 浴槽の壁に凭れ掛かりつつ、山田をじっと見て、思案をする。

[メイン2] GM : だがその時です!

[メイン2] 山田エルフ : 「まあそれもあるんだけど」

[メイン2] 山田エルフ : ピアノを弾くように指をゆらゆら動かしていると

[メイン2] GM : スパリゾートの外から《ワーディング》の気配が!

[メイン2] コノハ博士 : 「─────っ……!?」

[メイン2] コノハ博士 : ばしゃあっ!と水音を立て、立ち上がる。

[メイン2] 山田エルフ : 「………」

[メイン2] コノハ博士 : 「山田……今のは……!!?」

[メイン2] 山田エルフ : 「どうやらゆっくりもしていられないみたいね」

[メイン2] コノハ博士 : こくりと、頷く。

[メイン2] コノハ博士 : そしてその言葉に、山田という少女に
日常を守りたいという熱意があることを確かめることができ。

[メイン2] コノハ博士 : 「急ぐです」

[メイン2] コノハ博士 : そのままぺたぺたぺた、と脱衣所へ向かう。

[メイン2] 山田エルフ : まだやる気MAXファイヤーの気分じゃないんだけど、と思いつつも博士のあとを追って脱衣所に向かう。

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 : ─────そうして二人は着替え。
日常から、非日常へと、足を踏み出す。
《ワーディング》反応は、このスパリゾートの外で感知した。
施設の出入り口で、ドラえもんと合流し。

[メイン2] ドラえもん : シーン登場

[メイン2] ドラえもん : 1d6 (1D6) > 4

[メイン2] コノハ博士 : 博士の表情は、先程までの子どものような顔ではなく。
仕事人として、そして一匹の獰猛な梟のような表情で。

[メイン2] コノハ博士 : 「─────ドラえもん、これは緊急任務です」

[メイン2] ドラえもん : 「何やら険しい顔つきだね どうしたんだい?」

[メイン2] コノハ博士 : 「《ワーディング》反応が外で検出されたです
 赤髪に代わり、ジャパリ支部支部長として命を下すです」

[メイン2] コノハ博士 : じぃ、とドラえもんを見つめ。

[メイン2] コノハ博士 : 「─────"日常"を、守るですよ」

[メイン2] ドラえもん : 「ああ、あれワーディングって言うんだね。わかったよ。この美しい風景を守らないとね」

[メイン2] コノハ博士 : こくりと頷き。

[メイン2] ドラえもん : 「ただ地下に潜ったコーイチ君のバックアップもしながらだから完全に守れるかはちょっと怪しいけど…」

[メイン2] コノハ博士 : 「……!……なるほど、地下施設の調査もしてくれていましたか
 それはありがたいです」

[メイン2] コノハ博士 : 「では……私と山田で検出先に足を運ぶです
 何かあった場合、すぐにそちらに連絡を運ぶですよ」

[メイン2] コノハ博士 : この場所には、3人のオーヴァードがいる。
そして博士は言った。オーヴァードとは、ひとりではいられない。
ゆえに、共に支え合う仲間が必要であり。

[メイン2] ドラえもん : 「わかったよ。あっ、コーイチ君見つかっちゃったみたい」

[メイン2] コノハ博士 : コーイチを支える者、ドラえもんに、信頼を─────。

[メイン2] コノハ博士 : 「……!……わかりました、ではドラえもんはそちらの方へ急ぎを!」

[メイン2] コノハ博士 : 「山田!我々はこっちです!」

[メイン2] コノハ博士 : そうして白と黒のコントラストを奏でる小柄な少女は
スパリゾート施設の外へと駆け出す。
行先は─────《ワーディング》反応の下。

[メイン2] 山田エルフ : はいはい。とうなずき、まだ完全に乾いていない長い髪を揺らしながら外へと向かう。

[メイン2] ドラえもん : 「こっちは任せてね」

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 : 博士と山田は、目的地へと辿り着く。

[メイン2] コノハ博士 : 「UGNです!無暗矢鱈な《ワーディング》はストップです!」
《ワーディング》を発した何者かへそう叫ぶ。

[メイン2] GM : ここはフーシャ村とゴア王国を挟む、コルボ山。
《ワーディング》が展開されていた場所では、戦闘が行われていたようで、周りの土地は荒れていた。

[メイン2] コノハ博士 : それが展開されたということは、もう既にこの地には
一般人はいない。気絶しているだろう。

[メイン2] GM : そして──

[メイン2] コノハ博士 : 「なっ……!?戦闘が……!?
 このままでは汚染がひどくなる一方です……!」

[メイン2] シャンチ : 焼け焦げたシャンチが横たわっていた。

[メイン2] シャンチ : シャンチは典型的な荒らし集団として、UGNから危険視されている集団である。

[メイン2] コノハ博士 : 「こ、この者は……」
倒れる人物の危険性は、既に把握している。放っておけば、更なる災厄を生む出してしまうかもしれない存在だが─────。

[メイン2] コノハ博士 : 「……我々は、人道的措置を取るですよ、長なので」

[メイン2] コノハ博士 : 倒れるシャンチの首元へ手を、脈はもう既に途絶えてしまっている。
淡々とした無表情ながらも、悲しみを浮かべ、その目を閉じさせる。
そして、安らかな眠りを捧げるために、合掌し黙祷。

[メイン2] GM : その瞬間、チラリと視界に

[メイン2] ポメ : 「!」

[メイン2] コノハ博士 :      ポメハーツ
「………!……"PH"」

[メイン2] ポメ : その場から逃げ去っていくポメが!
ポメはそのまま《ディメンションゲート》を用いて姿を消してしまった。

[メイン2] 山田エルフ : 倒れる男の姿を見て、とっさに医療道具を用意しようとしたが、博士の様子を見て無駄だと判断する。

[メイン2] コノハ博士 : レネゲイドを認めさせるために非道的手段を用いて活動を続ける、テロリストの後姿を見て。

[メイン2] コノハ博士 : 「………山田、このフーシャ村では……何かが渦巻いているです」

[メイン2] 山田エルフ : なにあの犬、と消えるポメを一瞥し、博士の方に向き直る。

[メイン2] 山田エルフ : 「視察しに来た甲斐があったわね」

[メイン2] コノハ博士 : こくりと頷く。

[メイン2] コノハ博士 : 「放ってはおけないですね、これは一旦赤髪に報告する必要があるです」

[メイン2] コノハ博士 : そうしてシャンチの亡骸を抱え。

[メイン2] コノハ博士 : 「……行くですよ、山田」

[メイン2] コノハ博士 : ちらりと、山田の方へ、悲哀を浮かばせる瞳を向けながら。

[メイン2] 山田エルフ : そうね、とうなずく。
もう髪は乾ききっていた。

[メイン2] コノハ博士 : "任務"は、これからだ。

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 : middle『フレンズ』 登場:任意

[メイン2] コノハ博士 : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+1[1] > 46

[メイン2] 山田エルフ : 40+1d10 登場/リザレクト (40+1D10) > 40+10[10] > 50

[メイン2] コノハ博士 :  

[メイン2] コノハ博士 : ─────そうして博士は、赤髪達のいる酒場へと向かい。

[メイン2] コノハ博士 : "何も無かった"と、視察任務完了を告げ。

[メイン2] コノハ博士 : そして酒場の外─────。

[メイン2] コノハ博士 : 「お疲れ様ですよ、山田」

[メイン2] コノハ博士 : 「任務は、"円満"に終わったです」

[メイン2] 山田エルフ : 「へぇ。それなら良かったわ」

[メイン2] 山田エルフ : 案外簡単だったわね。これならすぐに帰れそうだわ。

[メイン2] コノハ博士 : 「─────しかしです」

[メイン2] コノハ博士 : ずいっ、と山田の方へ一歩踏み込み。

[メイン2] コノハ博士 : 「まだ仕事は残ってるですよ」

[メイン2] 山田エルフ : 迫る博士に少々気圧されながら

[メイン2] 山田エルフ : 「えっ…な、何よ」

[メイン2] コノハ博士 : 「食べ物です」

[メイン2] コノハ博士 : けろっと告げる。

[メイン2] コノハ博士 : そして山田の服をぐいぐい引っ張る、まるで子どものように。

[メイン2] コノハ博士 : 「私はお腹が減ったのです」

[メイン2] 山田エルフ : 「そういえばずっとそんなこと言ってたわね」

[メイン2] コノハ博士 : 「はい、それが私の"信念"ですから」
山田の服を掴んだまま。

[メイン2] コノハ博士 : そうして、のどかな牧草へと視線を移し。

[メイン2] コノハ博士 : 「見るのです、あの牛を」
そう言い、牧草を美味しそうに頬張る牛を指す。

[メイン2] 山田エルフ : 「…あなたも草を食べたいの?」

[メイン2] コノハ博士 : 「もっと美味しいのがいいです!そうじゃないのです!」
頬をぷくーとさせながら少し怒った様子で。

[メイン2] コノハ博士 : 「こほん、つまりですね……我々生き物は、食とは切っても切り離せない
 永遠に向き合い続ける存在なのです」

[メイン2] 山田エルフ : 冗談よ。と少し笑いながらなだめる。

[メイン2] 山田エルフ : 「ええ。そうよね」

[メイン2] コノハ博士 : むぅー!と、冗談という言葉にまた頬を膨らませながら。

[メイン2] コノハ博士 : 「生きるとは、食べること……そして、食べることは、幸せに繋がること
 ……私が、"人間"になって知ったことの一つですよ」

[メイン2] コノハ博士 : 静かな風に、博士の白い髪が揺れながら。

[メイン2] コノハ博士 :

[メイン2] コノハ博士 : 「─────美味しいものを食べてこその、人生」

[メイン2] コノハ博士 :

[メイン2] コノハ博士 : 「……そうは思わないです?山田」
ちらりと、隣に立つ山田を見上げるように。

[メイン2] 山田エルフ : …正直、わたしはまったくそんなことは思っていないのよね。

[メイン2] 山田エルフ : だってわたしの夢は私が書いたラノベで世界征服することだし。

[メイン2] 山田エルフ : まあでも…。

[メイン2] 山田エルフ : 「美味しいものが食べたいなら、わたしが作ってあげるわよ」

[メイン2] コノハ博士 : 「………!!!!」

[メイン2] コノハ博士 : 無表情ながらも、とびっきり嬉しそうな顔を見せる。

[メイン2] コノハ博士 : 「本当ですか!?それは楽しみなのです!
 一体何を作ってくれるのです!?ハリーです!ハリー!」
ぴょんぴょんと。

[メイン2] 山田エルフ : 「すぐできるから慌てないの」

[メイン2] 山田エルフ : ≪無上厨師≫

[メイン2] 山田エルフ : 食器がいるわね
財産点1点消費

[メイン2] 山田エルフ : 手に持つお皿の上に、スープが出現する。

[メイン2] 山田エルフ : 「はい。どうぞ」
そう言ってお皿を博士の方に。

[メイン2] コノハ博士 : 「おぉぉぉ~~~~っ……!?これは、一体なんでしょうか……!?」
お皿を受け取り、目をキラキラと輝かせる。

[メイン2] 山田エルフ : 「そうね…。名付けて、春妖精の全裸スープよ!」

[メイン2] コノハ博士 : 「……………」

[メイン2] コノハ博士 : 「……」

[メイン2] コノハ博士 : 「…?」

[メイン2] コノハ博士 : 「ぜ、全裸スープ、ですか……?」

[メイン2] 山田エルフ : 「ええそうよ」

[メイン2] コノハ博士 : なるほど。春妖精の全裸スープ……。
春妖精の全裸スープ、ですか……。

[メイン2] コノハ博士 : これもまた……人類の叡智。

[メイン2] コノハ博士 : ごくり、と唾を飲みながら、スプーンを手にし
そのスープをゆっくりと口へ運ぶ。

[メイン2] 山田エルフ : 「ど、どう…?」
先ほどの堂々とした振る舞いとは裏腹に、少し心配するように見つめる。

[メイン2] コノハ博士 : 「………むっ!!?」

[メイン2] コノハ博士 : きゅぴーーーん!と、目が大きく開き。

[メイン2] コノハ博士 : 「こ、こ……これ、は………!!」

[メイン2] コノハ博士 : 「─────とっても美味しいです!!」
目を輝かせ、嬉しそうな表情を山田へ向ける。

[メイン2] 山田エルフ : ホッとした表情を見せ、すぐにいつもの偉そうな顔に戻り

[メイン2] 山田エルフ : 「ふふん。当然よ!」

[メイン2] コノハ博士 : 「ふっふっふ、やりますね……山田!気に入ったですよ!このスープ!」

[メイン2] コノハ博士 : すっかりご機嫌になった博士は、体をゆらゆらと揺らしながら。

[メイン2] コノハ博士 : 「やはりヒトは、素晴らしいものです」

[メイン2] コノハ博士 : 「山田のように、多くの可能性を生み出す!
 食とただ一言に捨てても、無限大の広さが、深さがここにあるです
 ……これが、私の、"日常"を守りたいと願う、大きな理由ですよ」
にこりと、山田に笑う。

[メイン2] コノハ博士 : レネゲイドにより、人類の半数が理性を失ってしまえば。
このように、美味しい食べ物とはもう、巡り合えなくなってしまうかもしれない。
人生を豊かにするためにも、人の可能性を信じているからこそ、博士は日常の護り手となる。

[メイン2] 山田エルフ : 「気に入ってくれたのなら良かったわ」
「また仕事で一緒になることがあったらいつでも作ってあげるわね」

[メイン2] 山田エルフ : ろくな出来にならないと思っていたけど、美味しかったのなら、この仕事も、わたしにとっては''遊び''となっていたのかしら?

[メイン2] 山田エルフ : …なんてね。

[メイン2] 山田エルフ : 美味しそうにスープを頬張る彼女の姿を眺めながら、ぼんやりとそんなことを思っていた。

[メイン2] 山田エルフ :  

[メイン2] 山田エルフ :  

[メイン2] 山田エルフ :  

[メイン2] 山田エルフ : ending「次回作」登場:わたし

[メイン2] 山田エルフ : 小説のネタのためにわざわざ船に乗ったのに、結局温泉に入って料理作って帰ってくるだけの日帰り旅行で…。

[メイン2] 山田エルフ : 「徒労だったわ」

[メイン2] 山田エルフ : インスピレーションが降りてこない。これなら≪インスピレーション≫を積んでおくべきだったかしら。なんて変なことを考えつつ、朝から自宅の湯船でまったりしている。

[メイン2] 山田エルフ : それにしても、変な集まりだったわね。

[メイン2] 山田エルフ : 白い鳥に青い狸にコスプレしてる子。田舎だったら良かったものの、もっと都会だったら目立ってたでしょうね。

[メイン2] 山田エルフ : まあ目立つのは嫌いじゃないからいいんだけど。

[メイン2] 山田エルフ : そのまま湯船を上がり、軽く体を拭いてからピアノの元に行き、演奏を始める。

[メイン2] 山田エルフ : ~~~♪

[メイン2] 山田エルフ : ………。

[メイン2] 山田エルフ : ……。

[メイン2] 山田エルフ : …。

[メイン2] 山田エルフ : いや、あの人たちこそネタになるじゃない!

[メイン2] 山田エルフ : 急にやる気MAXファイヤーになり、原稿に向かう。

[メイン2] 山田エルフ : そして…。

[メイン2] 山田エルフ : ≪サモンダークネス≫

[メイン2] 山田エルフ : 「我が脳裏はサモンダークネスで、魔界から完成原稿を召喚した!」

[メイン2] 山田エルフ : 「ふふ…。完成したわ」

[メイン2] 山田エルフ : 肖像権とか問題ありそうだけどぼかすからセーフよね。

[メイン2] 山田エルフ : あの人たちとまた会うことになったら怒られそうになりそうだけど。

[メイン2] 山田エルフ : ま、それはそれでこれの『次回作』に出来るから良いわね。

[メイン2] 山田エルフ : そしてわたしは原稿が完成したことを編集に電話したのでした。

[メイン2] 山田エルフ :  

[メイン2] 山田エルフ :